巡検2日目の朝、津波伝承館に向かいました。
津波伝承館では館長の齋藤さんより被災直後からのお話をして頂きました。
津波伝承館について、詳しくはこちらをご覧ください。
こちらが館長の齋藤さんです。
大木研究会を代表して飯沼・岡本の感想を紹介します。
東日本大震災では何万人と被災した方がいらっしゃいますが、被災した多くの方は普通の生活をおくることを望んでいると思います。ですから体験談を語ってくださる齋藤さんの様な方は貴重な存在だと思いました。お話を聞く中で、二度とこのようなことがあってはならないという齋藤さんのメッセージが強く伝わりました。また、自分自身も研究の中で貢献できればと改めて思わせてくれる機会でした。
今後は復興が落ち着くことで、体験談を残してくださる方も増えてくるかもしれません。
その時に、1)お話の中身に学問的な価値付けを行い、より説得力を持たせ充実させることや、2)いずれは体験者がいなくなる中で後世に何を引き継いでいくのか検討することが学術として重要になってくると感じました。
(飯沼貴朗)
お話ではムービーを使って説明してくださいました。思い出が詰まった街が瞬く間に流されていく様子を見ている大船渡の方たちの声を聞き、胸が締め付けられる思いになりました。
たった数秒の遅れが生死を分けた、という話を聞き、自分たちが防災を学ぶ意味を再認識しました。
津波の様子を映像に収め、あの日のことを社会に発信し続けている津波伝承館から「あなたに助かってほしいから」という大船渡の方々の思いを強く感じました。
(岡本理依)
齋藤さん、お忙しい中ありがとうございました。