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  • 丸山将光

杉並区立桃井第一小学校での防災ワークショップ


 10月30日に東京都にある杉並区立桃井第一小学校で保護者向けの防災講習会を行いました。

 当日は小学生のお子さんをもつ保護者の方、約50名程度が参加してくださいました。「地震災害から子供を守るために-親としてすべきこと-」と題して、大木先生の講演から大木研のメンバーも一緒に参加した防災ワークショップなどを実施しました。

 講演会では、地震が発生するメカニズムを解説し、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の時の映像や、大規模な地震を想定した実験映像などを見ていただきました。固定されていないために床に倒れてくる冷蔵庫やタンスなどの家具を見た保護者の方々から「うわー、危ない、危ない」「家の冷蔵庫もあぶないかも」などの声がチラホラ。家具の固定がいかに大事なのかを考えていただけるような機会になったと思います。

 また、保護者の方々に回答していただいた事前アンケートの結果を公表しました。ご家庭の防災対策の実施について尋ねました。「水と食料の備蓄」「自宅の耐震補強」などは約半数が「対策済」としており、防災に対する意識の高さが伺えました。

 講演会の後は、保護者の方と大木研メンバーも混じり、4コマ漫画を用いた防災ワークショップを行いました。震災時に避難所運営をしていく立場になり、そこで発生しうる問題を当事者になったつもりで考えていくというもの。絶対的な正解がない問題のため、みなさん真剣に悩みながら取り組んでいました。

 避難所に届いた食料を配布する食料物資担当の目線で考えた班では「体調不良、高齢者、子供と優先順位をつけて配布する」「配った人リストを作成する」「食料を配布する優先順位を決めるのが難しかった」など実際に遭遇した場合のことを考えた意見が多々でていました。

 ワークショップ後は、保護者の方から質問をいただく時間に。「1人で子供がいるときはどうしたらいいか」「アレルギーを持った子供がいる。備蓄の食料はどうすればいいのか?」など、お子さんのことを考えた目線でみなさん様々なことを質問していました。

 講演会のテーマ通り「子供を守るために何をすべきか」保護者の方とご一緒に考えることができました。私たちも将来的に子供をもつ時が来るかもしれません。そのときに、自身の命だけではなく、その子の命も守れるような防災を行えるようにしていかないと気が引き締まりました。

 杉並区立桃井第一小学校のみなさんありがとうございました。


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