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  • 佐々木瞳 宮崎真和

川越市立第一中学校での活動


 6月22日。今日は川越市立川越第一中学校にて、これから私たち大木研究室が関わらせていただく、防災授業にむけた先生方への研修会を行わせていただきました。

 まず川越市にたどり着いた私たちは、観光地としても活気のあるこの町に、教育という立場から関わらせていただくことに気持ちを高め、この町でどのような先生方と出会えるのだろうか、そんなワクワクとともに今日一日の研修会に臨みました。学校に到着し、そんな私たちを先生方はあたたかく迎えてくださいました。教室へと案内をしていただき、いよいよ川越第一中学校の防災教育にむけた研修会が始まりました。

 今回の研修会の趣旨としては、先生方が防災教育のあり方を知り、そして自分ごととして防災教育へ向き合えること。一般的にいわれる「防災教育」のどこが誤りなのか。その点に重きを置きながら、私たち研究室の大木聖子先生からのメッセージを届ける会となりました。研修会では、見学として参加させていただいた私たち自身も、防災への認識を改められる場面が多々ありました。例えば、地震が発生したという想定で、校庭へ何分何秒で全員が集合できるかという避難訓練。もちろんそのような状況が必要となる場面もあるかもしれません。しかし、地震はいつ起こるか分からなく、全校生徒が必ず学校にいるとは限りません。また、もしかしたら避難訓練で練習していた際に必ず通る入り口が通れない状況となっているかもしれません。そこで、生徒それぞれが状況を判断し行動できるように防災教育を行っていく、という姿勢が必要となると思います。そのためにどのように防災教育に向き合ったらよいか、そんな呼びかけを大切にしています。

 このような研修会を行いながら、先生方からの積極的な意見をいただく場面もいくつかありました。一つ話題が出るとその話題にさらに火がつき、この校舎においての危険な場所やその対策など様々なことを話し合われていました。実際の校舎や状況を想定することで、先生方も防災へ向けた意識を再認識することができたのではないでしょうか。また、先生方何人かのグループを組み、話し合いをする場面を見学させていただくと、教育現場で奮闘されている立場だからこそ話す“言葉”がありました。やはり、子供達と実際に向き合う先生方だからこそ見える視点には、頭があがらない思いでした。

 これから川越第一中学校のみなさまへ防災教育を普及する立場として関わらせていただきます。今後の展開に気持ちを高めながら臨んでいこうと思えた貴重な一日でした。


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